くらしのお金ノート – やさしい生活マネー知識
日本のくらし目線で考えるお金 中立・落ち着いた情報

「なんとなく不安」を
「ゆるく整理できている」に。

くらしのお金ノートは、家計・貯金・身近なお金の考え方をやさしく整理するための 情報サイトです。特定の金融商品やサービスをすすめることはなく、 将来の成果や利益を約束するものでもありません。

※ 本サイトの内容は一般的な情報提供のみを目的としており、個別の投資・保険・税務・法的助言にはあたりません。

家計の基本

① お金の流れを「見える化」する

収入と支出の全体像が見えてくると、「なんとなく不安」が「どこを見直せばよいか」に変わっていきます。

収入・支出の棚おろし

毎月の「入ってくるお金」と「出ていくお金

細かく完璧に管理しようとするよりも、まずは大きな流れをつかむことが大切です。 ノートやスマホメモに、1か月分を書き出してみるだけでも効果があります。

  • 主な収入:給料、ボーナス、年金など。
  • 固定費:家賃・住宅ローン、電気・ガス、水道、通信、保険料など。
  • 変動費:食費、日用品、交通費、交際費、趣味・娯楽など。

「だいたいこれくらい」の感覚から一歩進んで、「今月はこのくらいだった」と 客観的に見てみるだけでも、次の一歩につながります。

シンプルな整理の例

3つの箱に分けて考える

家計を「生活に必要なお金」「楽しみのためのお金」「将来のためのお金」の 3つの箱にわけて考える方法があります。

  • 生活に必要なお金:住まいや光熱費など、優先度の高い支出。
  • 楽しみのためのお金:外食・趣味・レジャーなど。
  • 将来のためのお金:貯金・予備費など。

具体的な割合は人それぞれです。「必ずこうするべき」というものではなく、 自分の生活に合わせて調整していくことが大切です。

生活とお金

② 生活の場面ごとに考えてみる

一人暮らし、家族での生活、実家暮らしなど、暮らし方によって気をつけたいポイントは少しずつ変わります。

一人暮らし・はじめての家計

引っ越し直後は、家具や家電、初期費用などで一時的に支出が増えがちです。

  • 「毎月かかる費用」と「一度きりの費用」をわけて考える。
  • 固定費(家賃・通信費など)の割合を意識する。
  • 生活が落ち着いたら、支出の見直しポイントをメモしておく。

家族・パートナーとの家計

収入や価値観が違う人同士で暮らす場合は、「お金の話をしやすい環境づくり」が大切です。

  • 「共有のお金」と「それぞれのお小遣い」を分ける方法もある。
  • 毎月一度、ざっくりと収支を共有する時間をつくる。
  • 必要に応じて、教育費や介護など将来のテーマも少しずつ話題にする。

働き方が変わるとき

転職・独立・育児休業など、収入の変化が見込まれるときには、 事前に試算しておくと安心感につながります。

  • 収入が一時的に減る期間をイメージしておく。
  • その期間の最低限必要な生活費を把握する。
  • 必要であれば、公的な制度や相談窓口も調べておく。
貯金・備え

③ 「ためる」と「そなえる」を分けて考える

将来のことが漠然と不安なときは、「楽しみのための貯金」と「万が一への備え」を分けて考えてみると、 少し整理しやすくなります。

目的別にゆるく分けてみる

具体的な商品を選ぶ前に、「何のためにお金をためたいのか」を整理することが大切です。

  • 近い将来の楽しみ(旅行、趣味の道具など)。
  • 生活防衛資金(病気・ケガ・失業などへの備え)。
  • 老後など、より長い目で見た備え。

ここで紹介しているのは考え方の例であり、特定の方法をすすめるものではありません。

「いざというときのお金」をどう見るか

一般的に、数か月分の生活費を目安にする考え方がありますが、 家族構成や収入の安定度などによって適切な金額は変わります。

どの程度の期間を想定するか、どのくらいの支出をカバーしたいかなど、 自分の状況に合わせて検討することが大切です。

簡単シミュレーション

④ 数字でイメージをつかんでみる(目安)

下のツールは、毎月の貯金額の目安や支出のイメージをつかむための、ごく簡易的なものです。 精密な試算や将来の結果を保証するものではありません。

毎月いくらためるとどうなる?(ざっくり)

「このくらいの金額を、このくらいの期間ため続けると、単純計算でどの程度になるか」をイメージするためのツールです。

※ 利息や物価変動、税金などは考慮していません。あくまで単純な掛け算の目安です。

収入を3つの用途にざっくり分けてみる

月の手取り収入を、「生活費」「楽しみ」「貯金・備え」の3つに分けてみると、 どのくらいのイメージになるかを確認できます。

※ ここでは例として「生活費50%・楽しみ30%・貯金・備え20%」という割合を使っていますが、 正解がひとつに決まっているわけではありません。

用語集

⑤ ニュースや会話でよく聞くお金の言葉

ここでは、日常生活の中で耳にすることが多い言葉を、できるだけかんたんに説明します。

手取り(てどり)

給料から、税金や社会保険料などが差し引かれたあとに、実際に受け取る金額のことです。 家賃や食費など、生活費の計画を立てるときには、手取りの金額をもとに考えることが多いです。

固定費・変動費

固定費は、毎月だいたい同じ金額がかかる支出(家賃、通信費など)、 変動費は、月によって増減しやすい支出(食費、娯楽費など)を指すことが多いです。

インフレ(物価上昇)

物やサービスの価格が全体的に上がっていくことです。 同じ金額のお金で買える量が少なくなっていくイメージです。

キャッシュフロー

一定期間に入ってくるお金と出ていくお金の流れをまとめて見たものです。 家計でも、どのくらい余裕があるかを知る材料になります。

よくある質問

⑥ このサイトのスタンスについて

利用される方が誤解しないように、目的や限界について、あらかじめ整理しています。

個別の投資商品や保険の商品をすすめていますか?

いいえ。くらしのお金ノートでは、特定の商品名・サービス名を挙げての勧誘や、 売買を直接促すような内容は掲載していません。 あくまで一般的な考え方や整理の仕方を紹介することを目的としています。

将来の収益や結果を保証していますか?

いいえ。ここで紹介している内容やシミュレーションは、「この通りになる」と保証するものではありません。 世の中の状況や個々の事情によって、実際の結果は大きく変わり得ます。

自分の状況にぴったり当てはめても大丈夫ですか?

本サイトの情報は一般的なものであり、すべての人の状況にそのまま当てはまるわけではありません。 大きな契約や判断を行う際には、公的機関や専門家などへの相談もご検討ください。

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⑦ ご意見・ご感想

内容のわかりにくい点や、「こんなテーマも知りたい」というご要望などがあれば、お気軽にお知らせください。

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